歯を失ったところに生体との親和性が高いチタンで創られた
人工歯根を埋め込んで歯を作る治療方法です。
ブリッジのように歯を削る必要がなく画期的な治療です。
この治療法が日本に導入され20年あまり、当院では平成5年
から導入し、患者さんは年々増加してきています。
平成19年12月時点で、植立本数280本・喪失1本で確実に
実績を積み上げています。

●脱落した1本のインプラントについて
 脱落した1本は96年に上顎に複数本埴立した患者さんの
 もので、99年にインプラント本体が折れて来院されまし
 た。
 当時はインプラントに歯をネジ止めしていて、そのネジが
 ゆるんだまま使っていたために負荷がかかって折れたもの
 です。このタイプはごく初期に用いていたもので、パイプ
 の様に本体が中空になっている構造です。従って、97年
 以降から現在使用している充実型のインプラントと較べる
 と強度はかなり劣ります。当時このようなトラブルがみら
 れたのでメーカーでは製造を中止し、現在は使われていま
 せん。

治療前

治療後「臼歯インプラント」

治療前

治療後「前歯インプラント」

初診時「下顎」

術後「下顎」

欠損部

土台装置

セラミックの歯を装置

1.診査・診断・前治療
 診察、レントゲン撮影、CT撮影などのチェックを行い、治療計画を立て
 ます。
 全般的な歯科治療を行い、すぐにインプラント治療をおこなわないこと
 もあります。

2.埴立手術
 種類によっては2回手術が必要なインプラントシステムもありますが、
 当医院では約90%の場合に1回法のインプラントを使用して良好な成
 績をおさめてきました。ですから多くの場合、手術は1回だけ、約1時
 間半で終わります。術後は少し腫れることがあるので、お薬を飲んで安
 静にしていただきます。

3.治癒期間
 インプラント表面と骨表面とがしっかりと接合されるまでの治癒期間を
 設けます。その長さは治療部位や骨の質などで差がありますが、安全性
 を考えて短くても8週間は歯をつけずに待ちます。この間は、1〜2週
 間毎に来院していただき歯肉の治癒を確認し、ブラッシングのアドバイ
 スなどを行います。(15分程度で終わります。)

4.型採りをして人工歯の作製・装着
 インプラント部を含めた歯型をとり、人工の歯を作製します。型を採れ
 ば通常1〜2週間でインプラントに人工の歯がはいります。(先にプラ
 スチック製の歯を入れることもあります)この日から新しく固定式の歯
 が加わり、自分の歯のように噛むことができます。

5.メインテナンス
 金属製のインプラントがむし歯になることはありませんが、正しくブラ
 ッシングをしないと歯ぐきが炎症を起こす(インプラント周囲炎)こと
 があるので、長持ちさせるには治療後のお手入れが大切です。1〜3ヶ
 月に1回の定期健診で口の中全体を診査し、ご自身の歯とインプラント
 を長く守るお手伝いをします。